受験生の方にとっては常識かもしれませんが、改めてこれについて説明をしてみたいと思います。
・第二回入試
文字通り2回目の入試ということです。1回目の入試だけを受ける人もいれば、2回目だけを受ける人もいて、更には両方に願書を出していくケースもあります。
これらのうち一つ受かれば合格になります。
中学受験でこの用語を使うケースが多いですが、実際は私立高校や私立大学でもこのような入試制度のところはたくさんあります。
・二次試験
主に中高一貫公立中学の入試で採用されています。
こちらは一次試験で合格した人だけが受ける権利のあるものです。一次と二次の両方の試験を突破して、はじめてその中学に入学が可能となります。
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ここまではご存じの方も多いと思いますが、本題はここからです。
第二回入試や二次試験ということは、その前に第一回入試や一次試験があります。
そしてそれぞれの入試が終わってから、合格発表までの気持ちの持ち方に大きな違いがあるわけです。
第一回入試の場合
「自分は落ちた。」と思うこと。
一次試験の場合
「自分は受かった」と思うこと。
※なんと対応が真逆になっています。でもこれが大切なことなのです。
「第一回入試」の後に「受かった」と思って落ちていたら、第二回入試までに精神的に立ち直れなくなってしまう場合もあるので、「落ちた。」と思っておくことが必要です。
また「一次試験」の場合は、「落ちた」と思って合格していた場合(あくまでも一次試験での合格)に、二次試験に向けての心と試験の準備が間に合わなくなってしまうため、自信過剰でもいいので「受かった」と思っていることが必要なのです。 小林