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中学生の保護者の皆様へ

 ご入塾前のカウンセリング時に保護者の皆様からよくされるご相談をもとにして、当塾としての考え方やご家庭で簡単にできることなどをいくつか紹介させて頂きました。 これからのお子様へのフォロー等に少しでもお役に立てれば幸いです。


「勉強の習慣づけ」

 まず大切なことは、お子様に対してできるだけ「勉強をしなさい!」と言わないようにすることです。「そうは言っても…」と思われるかもしれませんが、「やれ!」と言われて渋々始める勉強よりも、自ら進んで始める勉強の方が精神的にも効率面から見ても遥かにいいわけです。
 ではどうしたらそのような形に持って行けるかというと、まずお子様が学校から帰ってきたら「今日のこれからの予定を教えて。」と聞いてみてあげてください。そうすると、意外とお子様の口から、今日の予定の中に「勉強」ということばが返ってくるものです。その時に、できれば何時~何時まで(もしくは○○が終わるまで)といった所まで確認できるとなおいいでしょう。あくまでも自分で決めた予定ということが大切なのです。あとは勉強の時間が来ても机に向かわなければ、それとなく教えてあげてください。
※お子様から「勉強」と言わない場合は、「勉強の時間は?」と聞いてあげて、この部分からの意識改革をしていく必要があります(実際のところ、この状況の生徒も多いと思います)。

「勉強のやり方」

 入塾前に保護者の方から「うちの子、勉強のやり方が分からないみたいで…」という相談を受けることがあります。ここで1つ気を付けなければいけないことは、保護者の方から「勉強をしなさい」と言われたときに、「だって勉強のやり方が分からないから…」とお子様が答えた場合です。これはただ単に勉強をやらないための言い訳に過ぎません。まずは少しでもやる気にさせることが先決です。
 ただ保護者の方から見てやり方が分かっていないように思われる場合や、お子様から相談をしてきた場合等はじっくりと話を聞いてあげて欲しいと思います。 実際のところ、勉強のやり方と言っても千差万別です。科目・単元・目的・理解度等やお子様の性格や適性によっても最適な方法は違ってきます(塾の先生の中でも、皆やり方はそれぞれです)。そういうわけで、「勉強のやり方はこうしなさい。」と簡単に指導できるものではありませんが、じっくりと向かい合って地道に良い方向へと導いてあげる必要があります。
 ここで、私の中学時代にやっていた勉強法を1つだけ紹介したいと思います。簡単なものなので、興味があればぜひ試してみてください。
 それは、勉強を科目ではなく内容によって「理解するもの」と「覚えるもの(暗記)」に分けるのです。前者を勉強するときは、必ず「何故?」といった所がはっきり分かるまで先には進みません。そして後者は、「ただひたすら覚える」のみです。
 数学は暗記科目ではないと言われますが、「掛け算の九九」「重要用語」「公式」などはまずは暗記です。また社会科では、「○○だから~になる」といったように理由を説明できるものも多々あり、一概に暗記ばかりとは限りません。このように「ひたすら追求する部分」と「暗記する部分」とが分かると、これからの勉強も効率的になってくるはずです。
 ところで、「勉強のできる人」と「そうでない人」との最大の違いは何かというと、「理解(もしくは暗記)できるまでやめない」か 「理解(もしくは暗記)できなくてもやめてしまう」かだと思います。勉強の目的をしっかり意識して、強い精神力で取り組んでいって欲しいと思います。   

「やる気をアップ」

 「うちの子はやる気がない…」「やる気が出ない…」こんな悩みを持つ保護者の方は多いと思います。でもよく考えて頂きたいのですが、保護者の皆様も1日中仕事や家事にやる気を出しているわけではないはずです。お子様も同じで、テレビを見たい時や部活で疲れて何もしたくないときもあります。だから1日たった○時間(目安として学年×時間数程度)だけやる気を出してもらい、残りの時間は自由に過ごしてもらえれば十分なのです。そして、お子様が勉強をする時間帯には、ご家族の方もできるだけテレビを消す(もしくは音を小さくする)などの配慮をして頂き、落ち着いた環境作りをしてあげて欲しいと思います。
 それから「やる気を出す」ために必要なことは、お子様を「ほめる」ことです。ただ、何でもかんでもほめれば良いというものではなく、努力をしたことに対してたくさんほめてあげて欲しいと思います。それには成績の良し悪しは関係ありません。その子の現状の中で、がんばったものに関してほめてあげればいいわけです。実は私どもの塾でも、どちらかというと勉強の苦手な生徒の方がほめられることが多いのです。

「質問をしない」

 「分からないところがあったら必ず先生に聞きに行きなさい…。」これは、よく保護者の方がお子様に言われることです。学校や集団の塾の場合、「聞きづらい」「周りの目が気になる」「授業をストップさせてしまうので遠慮してしまう」「質問のタイミングを逃した」等のような理由で質問ができないケースが多いものです。この辺は1対1の個別指導ならばある程度ケアができるでしょう。
 しかし、「面倒くさい」「分からないところが分からない」「何をどうやって質問すればよいかが分からない」といった場合は、個別指導でも同じ結果になってしまいます。
 もし私たちが、今初めてロシア語を習ったとします。それも「挨拶」などの会話ではなく、文法を教わるのです。そのうえで「質問は?」と聞かれてもきっと何も聞かないか、せいぜい「全部分かりません」と答えるしかないでしょう。 
 こう考えてみると、お子様が質問をしないのはごく当たり前のことなのです。言い換えると、質問というのは分からないからするのではなく、ある程度分かっているからこそ分からない部分が気になって聞いてくるものなのです。個別指導の場合、「質問ある?」「ありません。」「では大丈夫だね、先に進もう。」という指導は決して良い指導とは言えないのです。

「テスト結果」

 定期試験の結果を見て一喜一憂しているだけでは何の進歩もありません。少し視点を変えて、試験が終わった日に「何点くらい取れたと思う?」とお子様に聞いてみることをお勧めします。そして返ってきた答案と比べて差が大きい場合は、何が原因だったのかをお子様に考えさせるのです。たとえ点数が悪くても、これをきっかけにして勉強に対する姿勢ややり方を考えることができれば、決して無駄にはなりません。テストというものは結果を出すものでもありますが、自分の弱点を見つけて次に繋げていくものでもあります。
 また、テスト直しについてですが、80点以上を取れている生徒は100点を目指し、それ以下の生徒はまずはプラス20点を目指して、比較的簡単そうな問題を20点分ピックアップし徹底的に見直しをしていくことが大切です。本当の見直しとは、同じ問題だけでなく類題が出てもできるようにするようにすることです(英語のテストでMondayを書けなかった場合は、日曜日から土曜日まで全て書けるかどうかをチェックすることが大切です。そういった意味で、たった20点分の見直しでも結構大変なのです。決してMondayだけを書けるようになって満足しないように…。)

「入試情報」

 高校受験に関する「情報収集」はとても大切です。しかし、間違った情報や、何倍にも話が大きくなって情報が伝わってしまうことも少なくありません。例えば「英検を持っていると入試に有利になる」という話が「英検がないと公立高校に入れない」といった形になって話が飛躍してしまうことがあります。このような情報に振り回されて、「慌てて英検対策を始めたけれど、それに時間を取られて他の科目の成績が落ちた。」なんていう本末転倒な話も実際にあります。
 当塾では、高校受験に関する情報や資料の提供と、入試説明会や個人面談等万全の態勢で対応していますので、どうぞご安心ください。
 ※ちなみに英検を持っていると(高校によって基準の級は違います)、得点が加算されて多少有利にはなりますが、それがなくても通知表の数値を「1」上げるだけで十分カバーできる程度のものですので、そんなに神経質になる必要はありません。

「1対1の授業」

 当塾が「1対1指導」にこだわる理由について少しだけお話させてください。例えば数学で生徒ができなかった文章題があったとします。これを「できない」でひとまとめにするのではなく、その原因を探っていけるのが1対1の強みなのです。できなかった理由をざっと挙げてみても、「計算のルールを理解していない」「単位を理解していない」「途中式を書いていないで起こった計算ミス」「公式を覚えていない」「問題の読み違い」「自分の書いた字が汚くて読めない」「時間が足りなくやっていない」「できないと思い初めからやろうとしていない」「現状ではまだ難しすぎて今は教えられない問題」など理由は生徒一人ひとりそれぞれ違うわけです。これを集団授業で教えても指導に限界がでてきます。
 しかし、1対1で授業を行うことによって、お子様に合った最善の授業をすることができるため効率がかなり良くなるのです(他にもまだまだ1対1の良さはたくさんあります)。
 ただ、何でも1対1が理想かというとそうとも限りません。例えばテストを行うときは、周りに生徒がいた方が緊張感もあっていいでしょう。また、「社会」のように暗記の割合の高い科目についても、集団授業でやるか自宅学習でやるかのどちらかで十分かと思います。
 私どもは1対1指導を基本としながらも、刺激を与えることや競争意識をつけさせることを目的として、ご希望の方に少人数式のクラス授業も必要に応じて取り入れています。

「最後に」

 最後までお読み頂きまして有難うございます。少しでもお子様への接し方や当塾の姿勢・考え方等がご理解頂けたら幸いです。
 ただ、今回の中で「分かってはいるけど…」とか「それは理想論でしょ?」と思われるものもいくつかあったかと思います。しかし、裏を返すとこれらを全部実践できていたら、塾に行かなくても十分成績上位を維持できるということでもあります。
 私どもはただ勉強を教えるだけでなく、「やり方のアドバイス」や「やる気アップ」指導等を通してお子様を引っ張っていくと共に、保護者の皆様にも日常の学習~高校入試までの全てにおいて十分にフォローをさせて頂き、塾生全員の大幅な「成績アップ」と「第一志望校合格」を目指しています。

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