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「偏差値に関するお話」その1

「○○高校の偏差値はいくつないと入れない」などのうわさはよく聞かれるかと思いますが、この偏差値というのはどのようにして決まるものなのかご存じでしょうか? 私もこの仕事に携わる前までは、受験産業やマスコミが調査をして発表しているものだとばかり思っていました。しかし埼玉の私立高校の多くはそうではありません。実は、なんとその高校で偏差値を決めているのです。

にわかには信じられないと思いますが、「うちの来年度の入試では偏差値を△△にします」と発表しているのです(この数値は学校説明会に行くと分かります)。何か適当だなと思われるかもしれませんが、これが意外と合理的になっているのです。どの高校でも、優秀な生徒を1人でも多く集めたいので偏差値を上げたいと思っていますが、だからと言って「うちの高校の偏差値は来年は70です」としてしまうと、受験生が集まらなく定員割れになってしまうところが大半になってしまうでしょう。そうすると大変なことになってしまうので、各高校とも「生徒数を確保するためには偏差値をいくつに設定するのがいいだろうか」と頭を悩ましているのです。これは「需要(生徒)と供給(偏差値)の関係」に似ています。お店側が「物を高く売りたいが、高すぎると売れなくなるのでいくらで売るのが一番効率がいいだろう」と考えて価格を決めているような感じです。

ちなみに埼玉県の私立高校の多くは、この偏差値に到達していれば「推薦(確約)」として、合格がほぼ保証されます。また、これに達していなくても調査書の成績その他で合格が保証されることもあります。

次回は、小学生の偏差値(受験用)について解説していきます。           小林

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