「高校入試・何点取れれば合格できるか?」(公立高校の場合) | 個別指導セレクト学院からのお知らせ

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「高校入試・何点取れれば合格できるか?」(公立高校の場合)

この時期になると、このような質問が多くなってきます。

もちろん1人1人に合った目標点数などを伝えてはいきますが、実際のところ、何点取れば合格かというのは、「問題の難易度」と「倍率」という不確定な要素があるため,正確にお答えするのは難しいものです。

まず、ここ3年間の5科平均点(学力検査問題)をご覧ください。

2019年度  253.1点

2020年度  283.8点

2021年度  301.1点

何と一番低い年と高い年とでは、48点も平均点が違っていたことが分かります。

これだけを見ても、点数で合否を予想するのはとても難しいことが分かります(当然平均点の高い年の方が、多くの得点を取らないといけないわけです)。

ちなみに来年度はというと、恐らく今年度の平均点が予想以上に高かったので、少し問題を難しくしていく可能性が高いでしょう。

そうは言っても、問題を作成している人たちにも分からないわけですから、蓋を開けてみるまではどうなるかはわかりません。

続いて倍率についてです。

最近進路希望調査の結果が新聞に出ていましたが、この時期のものは今後大きく変更していく可能性が高いです(一般的には上位校の志願者が減少し、下位校の志願者が増加していくことが多いです)。

当然のことながら、倍率が高ければ高いほど、入試は厳しくなってきます。

また公立高校は、調査書にも大きく左右されます。

例えば、偏差値60位の高校では、受験生の通知表はオール4位になります。

ここにオール3の生徒が受験すると、当日の学力試験で足りない分をカバーしなければならなく大きな負担となります。

このように、いろいろな要素が絡み合って、それを総合的に判断したうえで進路指導を行っています。

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ところで「同じ偏差値でも受かる人と落ちる人がいるのは何故ですか?」というご質問を頂いたことが過去に何度もあります。

これは、先ほど述べましたように「調査書の数値が違うから」という理由と、そもそも偏差値というのは受験生の過去の偏差値であって、入試当日の偏差値ではないからです。

偏差値が60といっても、毎回60を取っているわけではないため、当日の調子の良さによって左右されることがあるわけです。

受験生の皆さん、入試当日は何が起こるか分かりません。

最悪の体調であっても合格できるくらいの実力をつけていきましょう。    小林

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